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| このコーナーでは音楽史に名を残した偉大な作曲家たちを取り上げ、その作品と人生をご紹介していきます。ジャンルはクラシック。彼らの歩んだ道を辿り、曲の背景を思い浮かべて美しい旋律に耳を傾けてみませんか。 |
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「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」
(1770〜1827)ドイツ |
日本では年末になるとあちこちで「第九」の演奏会が開かれます。日本語の歌詞もできており、いまや聴くというより、歌う交響曲・・。この「交響曲第九番二短調」のなかで最も有名な第四楽章は、ドイツの詩人シラー作「歓喜に寄す」にベートーヴェンが曲をつけたもので、映画「ダイ・ハード」や「今を生きる」などでも使われました。 |
| 祖父が宮廷楽長、父が宮廷歌手という家系に生まれましたが、父親の飲酒癖のせいで16歳のときに母を失い、幼い弟二人の面倒をみることになります。才能を頼りに音楽の都ウィーンに出て、やっと認められた26歳の頃、聴覚障害が始まります。32歳のときには絶望のあまり、遺書まで書いたのですが立ち直り、45歳頃まで次々に傑作を生み出しました。 |
| 転機となったのが34歳で作曲した「交響曲第三番変ホ長調」<英雄>でした。ナポレオンのために作曲したのですが、彼が皇帝の地位についたため、贈るのをやめたといわれています。38歳で初演した「交響曲第五番ハ短調」は冒頭の力強いフレーズが印象的です。「運命がこのように扉を叩く」とベートーヴェンが弟子に語ったことから、<運命>という俗称がつけられました。 |
彼の違った一面を現わすのが<運命>の直後に発表した「交響曲第六番ヘ長調」<田園>です。ウィーン郊外ハイリゲンシュタットの田園風景を舞台に彼の心象風景を描いたともいえる優しい曲で、ディズニー映画「ファンタジア」でも使われています。
生涯最後の交響曲「第九番二短調」の初演時は54歳になっており、耳がまったく聞こえない状態で指揮を執っていたのは驚きです。壮大なスケールで喜びを歌い上げるこの「第九」は彼が晩年に到達した悟りの境地なのかもしれません。 |
映画にもなった、ベートーヴェンの”不滅の恋人”は誰だったのでしょう。彼が40歳のとき18歳の女性に贈った美しい曲が「エリーゼのために」でした。彼が恋した女性たちはみな貴族・・当時の階級社会で実ることはなかったのです。結局、生涯独身で終わり、57歳のときに肝硬変でこの世を去りました。 |
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